ご存知ですか?語学スクールやエステ等は、消費生活センターへの苦情や相談が多い
業種の1つなんです。
「最初は熱心だが、あとは、ほったらかし。」
「子どもが、変な日本語を覚えて帰ってくる。」
「”なんちゃって英語”になってしまった。」
「高いお金を払ったのに、子どもが行きたがらない。」
・・・などなど。
契約して後悔、通わせて後悔。そうならないためには、企業名や外観、雰囲気に惑わされることなく、
また1校だけではなく、複数のスクールを体験して、充分比較検討することをオススメします。
英会話スクールを比較する時の、チェックポイントとしては、
1つ1つ順に、どういった点に注意を払うべきか、お伝えしますね。
講師のチェックポイントは、
外国人講師か日本人講師か・・・。
キレイな発音やバイリンガルを目指すなら、外国人講師がオススメです。
日本人講師が悪いわけでは、ありませんが、その方の経歴によって変わります。
国籍が日本人でも、幼い頃から大人まで海外で過ごしてきた方なら、外国人と同じレベルの発音や文化を教えられるでしょう。
もっと、大事な視点は、外国人講師か日本人講師とかではなく、
”子どもが好きかどうか、扱い方や教え方が上手か、下手か”を見ることです。
教え方は、”通い続けた結果”でしかわかりませんので、
ここでは、体験レッスン時に、講師が”子ども好きか、扱い方が上手いか下手か”を見極めるポイントお伝えしますね。
体験先に行ったスクールで、迎えに出てきた講師が、まず子どもを見て、にこやかに声をかけてくれたら、
その講師は、おそらく子どもが好きだろうと判断していいと思います。
欧米諸国の方は、感情を外に出す文化ですから、日本人より、その辺がずっとわかりやすいです。
声をかけてくれても、目が笑っていなかったり、すぐに目をそらして親に向けて営業トークを始めたりすれば、
その先生はあまり子どもが好きではなく、スクールを儲けさせるためにしているだけかもしれません。
あと1点。講師の在籍年数も聞いてみるのも1つです。
子どもを教えるのは、体力もいりますし、なにより辛抱強くないと務まりません。
毎日、幼稚園児が話すような会話を教えていくのですから、本当に子どもが好きな人でないと、長続きしないのも事実です。
料金は安い方がよい?
料金が安い方が、他の習い事にも行かせられるし・・・、でも高いと、ちゃんとしてくれそう。
料金を考えるポイントは、”子ども1人あたりの投資額”で見てあげてください。
Aスクール:1ヶ月2万円のレッスン料
Bスクール:1ヶ月1万円のレッスン料
額面だけを比較すると、Aスクールのほうが高いですよね。
でも、「1レッスンの人数」という視点を加えてみると・・・
Aスクール:1ヶ月2万円の4人クラス = 1人5,000円
Bスクール:1ヶ月1万円の10人クラス = 1人1,000円
Aクラスは、1あたり5,000円のレッスン内容かもしれない。ということが見えてきます。
料金だけでみると、Aの方が高く見えるスクールですが、実際は、スクールが1人にかける投資額が大きいのです。
年で子ども1人あたりの投資額を見ると・・・
Aスクール:1ヶ月2万円の4人クラス
= 1人5,000円 ☓ 12 = 60,000円
Bスクール:1ヶ月1万円の10人クラス
= 1人1,000円 ☓ 12 = 12,000円
Aスクールは、24万円を親からいただき、4分の1の「6万円」をレッスンなどに。
Bスクールは、12万を親からいただき、10分の1の「1.2万円」をレッスンなどに・・・。
さらに、週2回なのか週1回なのか。という視点も付け加えると・・・
Aスクール:1ヶ月2万円の週2回(月に8回) = 1回あたり 2,500円
Bスクール:1ヶ月1万円の週1回(月に4回) = 1回あたり 2,500円
1ヶ月で比べると高く見えても、週に何回あるのか、振り替えの柔軟性があるかでも大きく変わってきます。
入校前に見落としがちで、入校した後に「えっ!?」となってしまう教材費。
追加で予想される教材費の総額もしっかり聞いておきましょう!
子ども1人あたりの投資額が高い英会話スクールは、英語のレッスンの質も高い、とほぼ考えてよいのですが、
金額だけの判断では、まだわかりませんので、下記のチェックポイントも、組み合わせてみるようにしてください。
方針や環境については、カリキュラムやスケジュールが
”子どもに対して、英語学習の強要”になっていないかどうか。をチェックしてください。
大手英会話スクールや大人数のスクールでは、1年単位でカリキュラムを設定しているところがあります。
その設定したカリキュラムを”厳格に実施する”スクールだと、カリキュラムに、子どもをあわせることになるので、
子どもに英語学習の強要をしていることにつながります。
我が子が、英語を嫌いになってしまったら、元も子もありませんよね。
だから、子どもの「英語で言ってみたい」という気持ちを大切にするスクールを選んであげてください。
よく「○○ちゃん、リンゴは英語でなんて言うの?」「Apple」
「じゃあ、ブドウは?」「Grape」……などと子どもに教えているレッスンがあります。
この場合、スクール(講師)側が子どもの英語の理解度を確認したいだけで、
子どもは、大人(講師)の期待に応えたくて、英語を発しているのであって、
決して言いたくて言っているわけではありません。
子どもの「英語で言ってみたい」という気持ちを大切にするスクールは、
運営の視点が、子ども側に視点があるので、子どもに合わせたカリキュラムを作っています。
極論いうと、1年通しての決まったカリキュラムがないスクールもあります。
入校して3ヶ月で、ここを覚えさせて、半年には、こうなっている。
ではなく、子どもの習熟度に合わせて、カリキュラムを適宜変えて、プライベート・レッスンなどで個別のフォローレッスンを行っています。
こう伝えると、「少人数制の英会話教室の方がが良いのですか?」と聞かれますが、少人数制のレッスンでも、子どもたちは、聞き役と発言する役に別れてしまうことがあります。
Aちゃんがいつも発言して、Bちゃんはいつも聞き役。といった具合に。
その場合に、そのクラスが、プライベートレッスンやクラス編成を柔軟にしてくれるかを、見極めてみてください。
レッスンの振替の柔軟性も大事です。
子どもは急に熱がでたり、「今日は行きたくない。」なんて言い出したり・・・。
その時に、振り替えレッスンの柔軟性もチェックしておきましょう。
振り替えは、週内のみ、月内のみ。というスクールもあれば、半年以内でもいいよ~。とスクールの方針によって、様々です。
柔軟性が高い英会話スクールは、子どもに合わせたカリキュラムを実施している英会話スクールに多い傾向です。
通いやすさとしては、もちろん近いところのほうが、何かと便利でいいかと思います。
主要都市圏は、電車など公共機関が発達していますから、県を超えて通わせる親御さんもいるようですが、
他の比較ポイントも自分の中で、◎や◯が多ければ、近いところの英会話スクールを選びましょう。
逆に、他の比較ポイントが腑に落ちなければ、子どものために選択範囲を広げてあげるべきかと思いますが、
お仕事や家族構成なども、考慮して検討してみてくださいね。
そして、最後にもう1度・・・
1校だけではなく複数のスクールを回って、充分比較検討すること!
英会話スクール「アウトプット」も比較検討の1つにいただけたら、嬉しいです!